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第8回 南方熊楠ゼミナール 告知

2011年10月11日
南海高野線はようやく復旧し、天空も走り始めた。

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さて、またまたイベントの案内である。

南方熊楠没後70周年・南方熊楠顕彰館開館5周年記念の第8回 南方熊楠ゼミナールが下記の要領で開催される。
日時:平成23年12月10日(土)午後1時30分~5時
会場:紀伊田辺シティプラザホテル鳳凰の間
会費:1000円、定員:200名
問い合わせ:南方熊楠ゼミナール実行委員会事務局 0739-26-9909
      E-mail: minakata@mb.aikis.or.jp
主催:南方熊楠ゼミナール実行委員会、(財)南方熊楠記念館、南方熊楠顕彰会

しかしてその内容は:
基調講演:中垣俊之(公立はこだて未来大学)「粘菌からのぞく行動知―学際的視点から―」
研究発表:奥山直司「南方マンダラはどこまで曼陀羅か―「南方熊楠と仏教」研究の現在―」
同:唐澤太輔(早稲田大学助手)「南方熊楠の夢―中間領域への関心/晩年の夢―」

パネルディスカッション「没後70年『今、南方熊楠が発信するもの』」
 コーディネーター:松居竜五(龍谷大学准教授)
 コメンテータ―:萩原博光(国立科学博物館名誉研究員)
 パネリスト:尾関章(朝日新聞東京本社編集委員)
       中垣、奥山、唐澤

何といってもまず中垣氏だ。なにしろイグノーベル賞を2回(認知科学賞1回、交通計画賞1回)も受賞している。いずれも粘菌の研究で、交通計画賞なんか、粘菌に地下鉄の路線の設計をさせるという驚天動地のものだった。これは期待が持てるぜ。
著書のタイトルがまたふるっている。『粘菌―その驚くべき知性―』(PHPサイエンスワールド新書)
粘菌のあのどろどろした原形質流動の中に「知性」が宿っているとしたら、「知性」っていったいなんなのだろうか。これは読んでみるしかない。

私のタイトルは、つい魔がさして付けただけで、何の仕掛けもありません。唐澤さんに期待しておきまひょ。
研究ノート

クッがくる

2011年10月09日
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この秋、韓国シャーマニズムの祭儀クッが大阪にやってくる。
韓国第一級のムーダン(巫堂)が踊る。関西韓国伝統芸能界の女王ヨ・ヨンファさんが舞う。阪大の川村邦光先生がしゃべりまくる。

漢陽(ハニャン)クッ芸術研究保存会来日公演「万神 シャーマニズムの真実」

期日:11月23日
場所:大阪韓国人会館(地下鉄谷町線「中崎町」下車3分)
プログラム:第1部 講演「日韓のシャーマニズム」川村邦光先生
      第2部 公演「漢陽クッ実演と韓国伝統芸能」
入場料:2000円(前売り1500円)

川村さんを紹介したのは私ということもあり、できるだけ行かねばとは思うが、やれやれ忙しいことだ。
研究ノート

本日の出来事

2011年10月08日
階上の住人の話し声で目が覚めた。うちのマンションは決して安普請ではないが、女子会でもやっているのか、のべつ幕なしにしゃべっているので、それが低周波のように響き続ける。いいかげんにしてくれ、もう午前4時だぞ。熊楠ならば「粘菌の標本が壊れたやんけ」とかなんとか怒鳴りこむところだ。

先週の「評価疲れ」がまだ取れなくて、よく眠れない。つい飲みすぎる。ヘルスメーターに乗るたびに体重が増える。ストレスぶとりだ。水曜日の会議の苦い記憶が蘇る。朝の9時に始まった会議が終わったのが夜の7時半だった。やっと終わったと思ったら、えーと、次の会議は、と来た。おとなしい私もこれには我慢しきれず、こう言った。

「準備のための会議のために準備が進まないので、次の準備のための会議は準備のために欠席します。準備の必要のない人だけ準備のための会議に出てください」

本気で、うつにならないように気をつけなければならないと思う。

朝、金木犀に無茶苦茶に絡まりついた蔦をカットしてやる。ついでに指までカットし、傷をなめなめ京都に向かう。

何週間かぶりで○嬢が仕事をしているのを見たので、ガラス越しにあかんべをしてやると、「先生、その黄色いネクタイすてきですね」ときた。このネクタイは長女のイギリス土産だ。「そのボールペンもすてきですね」これはロータリークラブで話をしたときのおまけ。要するにみんなもらいものだ。

京都に来たのは、K-GURSの研究会に出席するためだ。今日は講演会で、講演者は阿満利麿(あま・としまろ)先生だ。質疑も含めて2時間半、実に贅沢な時間を過ごさせていただいた。阿満先生は、これまでに私が出会った数少ない本物のマエストロだ。先生の話はいつも私にある決断を迫る。だがそれが実にさわやかなのだ。

研究会のあとに評議員会があった。それが終わってR大のD先生に出町柳まで車で送ってもらい、京阪電車で帰途についた。気が付くと、ぎざぎざだった心がすっかり修復されていた。

家に帰って、暗くなった庭に目をこらすと、蔦のしばりから解放された金木犀がのびのびと枝を伸ばしていた。
ある大学教員の日常茶飯

麗子がいっぱい

2011年10月07日
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日本で一番有名な少女の絵である。このくらいのおかっぱで丸顔の少女は、しばしば麗子のようだと言われるが、それが必ずしもほめ言葉にならないのは、この絵のもつある種の不気味さのためである。現在、大阪市立美術館で開催中の岸田劉生展では、さまざまな麗子像を見ることができ、この近代日本を代表する画家の模索の跡をたどることができる。麗子は『白樺』の装丁などにも登場し、劉生がこの肩掛け、おかっぱ、切れ長の目の童女像を一種のキャラクターとして用いていたことが分かる。

私のゼミの卒業生のO2君が久しぶりに手紙をくれたので、この絵の大型ポストカードで返事を出した。O2君もびっくりしただろう。
ある大学教員の日常茶飯

アルボムッレ・スマナサーラ師来学

2011年10月04日
今年は行事の当たり年のようだ。

日本で活躍するスリランカ上座部僧侶アルボムッレ・スマナサーラ師が、密教文化研究所主催の講演会のため来学され、質疑応答も含めて2時間以上にわたって熱弁を振るわれた。しかし普通はもっと長くお話になるそうで、そうしたらよりおもしろい話が聴けたかもしれない。講演というよりは説法だが、それはそれで彼らの流儀を知る得難い機会になった。

研究ノート

南方熊楠シンポジウム

2011年10月03日
和歌山県から、明治大学で開かれる「南方熊楠シンポジウム」に来賓として招待する、という通知をもらったので、行ってみる気になった。受け付けで首からかけてもらった名札には「VIP/関係者」とある。VIPと関係者では大分違うし、だいいちこれはちょっと気恥ずかしいと思いながら、席に着いたら、同じ列の端に荒俣宏氏が座っておられた。こうやってのこのこ出てきたのは、熊楠を考えるための大きな構図が欲しいからで、荒俣氏や中村桂子氏がどう見ているかに興味があった。

全体のテーマは「南方熊楠のエコロジー思想とは何か?」
プログラムは、
基調講演:荒俣宏「熊楠とエコロジーの物語」
講演:中村桂子「生命誌の世界と熊楠」
井川憲明「熊楠のエコロジー思想」
黒田大三郎「熊楠の愛した”生物多様性の宝庫―熊野”」

座談会「紀州的エコロジーのススメ」
荒俣、中村、井川、黒田の諸氏+仁坂吉伸和歌山県知事

まず荒俣氏の基調講演がなかなか勉強になった。中村氏の話も同様。井川氏は情熱、黒田氏は情報。座談会は混沌とした内容になったが、知事がよく話されたのがよかったと思う。

同時に「熊楠と熊野」の展示があり、「熊楠KUMAGUSU」という未完の映画が特別上映された。展示では熊楠のデスマスクのオリジナル(個人蔵)が本邦初公開。映画は、主演の町田康が那智山中の岩のごつごつした渓流をかなりのスピードで降りてくるところが印象に残った。何気ないショットにも見えるが、身体をはった演技である。大阪屋の宴会でほぼ全裸で踊り狂うシーンも見ものといえば見ものだが、これを見たせいか、その晩の打ち上げで飲みすぎて翌朝がしんどかった。
スタッフは、南方熊楠顕彰館がそっくり引っ越してきたような感じだった。
研究ノート

I さん捕獲命令

2011年10月01日
昨夜、倒れこむようにして帰宅した。脳に老廃物が詰まった感じ。「お客さん」たちもくたくたになって下山しただろう。駅まで車で送ったGさんの報告、「車中でみなさん、しゃべりづめでしたわ」がすべてを物語っている。二日間の缶詰からの解放感がすごいのだ。これで自評検は一段落。これで今年最大のイベント、ダライ・ラマ法王関連行事の準備に全力を尽くすことができる。

一昨日、Iさん捕獲命令を出した。最近の彼はちょろちょろ逃げ回ってなかなかつかまらない。それでは準備が進まないのだ。事務方には、I さんは見かけによらずすばしっこく、机の下に潜り込んだりするから、そういう場合は、尻尾をつかんで離さないように、と言ってある。




ある大学教員の日常茶飯
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