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『大法輪』に記事

2010年05月06日
『大法輪』6月号ができてきた。特集は、奈良が平城遷都1300年祭のイベントで賑わう折から、「奈良・行きたいお寺と知りたい教え」である。
大法輪

この号に、「南方熊楠と大乗仏教」を載せてもらった。

一読して、「うーん、吾ながらよく書けている!」
と自己暗示。
この文章、単発の積りで書いたのだが、編集部のお勧めで、8月号に続きを載せることになった。これがなかなか骨である。


研究ノート

だらだらの三日間

2010年05月05日
月曜日、仕事が徹頭徹尾、金輪際、一ミリも進まない。
火曜日、終日眠い。夕方曼荼羅荘に帰り、風呂に入ってリフレッシュ。その後研究室に戻るも、2時間で飽きてしまい、帰って寝る。
水曜日、今日こそ目鼻を付けねばと物凄い意気込みで研究室へ。午前中は何とかもったが、午後からだれて日が暮れる。

昨日、ナターシャ・グジーというウクライナ女性が「いつも何度でも」を歌うという動画を見つけた。
何の気なしに見てみると、民族楽器を抱えた女性が話を始める。日本語はまあまあ上手だ。
「チェルノブイリ原発が…」
ふん、ふん。1986年は初めてチベットに行った年だから、あの事故のこともよく覚えているよ。
「かつて命が輝いていた町は…」
なるほど、苦労したんだね。

ようやく歌が始まる。途端に、えっ! 

何だこの歌声は。

背筋を伸ばし、襟を正す。

以来、何回も拝聴している。これがこの連休唯一の収穫かもしれない。




ある大学教員の日常茶飯

オフの日

2010年05月03日
昨日はこの連休で唯一、オフらしい日だった。

所用で大阪に出たついでに、梅田と難波の人ごみの中をうろうろした。

まず梅田の大型書店に入ったのは、『高山寺 南方熊楠書翰』の売れ行きが気になってのことである。民俗学のコーナーで三冊発見。

「ええか、お前たち、いつまでもここにおらんと、はよ誰かに買うてもらい」

と言い聞かせて店を出る。

それから無数の飲食店のひしめく狭い通りを名画座方面に流れてゆく。ちょっとでもよさそうなのをやっていたら見ようという算段だったが、何と名画座はトーホーの別館に変わっていた。
この歳で「タイタンの戦い」でもないので、御堂筋線で難波に移動。
自由軒の前を通りかかる。ひさしぶりで織田作好みの名物カレーも悪くないが、あいにくお腹が減っていない。ふと見ると、敷島シネポップで「黒澤明 生誕100周年記念 29作品一挙上映!」をやっているではないか。

今日難波周辺でやっている他のどの映画を見るより、黒澤を一本見た方がいいに決まっている。

ちょうど「天国と地獄」が終わろうとしており、次の上映は「椿三十郎」だ。即決して入り、1時間半にわたって楽しんだ。

「椿三十郎」といえば、最後の三船と仲代の決闘シーンである。ノーカットでこんなシーンがよく撮れたものだと感心する。血はあんな風には飛び散らない、という批判は公開以来のもののようだが、なに、構うものか。これはあくまで娯楽作品なのだ。

三十郎が人を斬りすぎるきらいもあるが、公開当時は「これぞ黒澤」という感じだったのだろう。それから全編に漂うユーモア。三十郎と若侍たちとの間には一種の教育があるのだが、それがちっともいやみたらしくない。殺伐の度合いの強い「用心棒」より、私はこちらの方が好きである。そして、いかにも「芸術」といった構えの「影武者」や「乱」よりも。





ある大学教員の日常茶飯
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