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読書

2009年05月25日
私はあまり読書をしない。商売柄、文字には朝から晩まで目を通しているが、それは資料調べであって、読書とはかなり違う行為だ。今は特に、じっくり味読している時間がないので、読むというより、字に目をさらしているという感じである。

私が日々接しているのは、仏典であれ、漢籍であれ、西洋の哲学書であれ、人類の知の宝庫と呼んでさしつかえないものばかりだから、こういう接し方は、実にもったいないことだと思っている。
そのうち時間ができたら、純粋に楽しみだけのために、こうした哲学書とか、科学の古典とか、古今東西の名作を読み耽りたいと思うのだが、おそらくそういうことは、ずっと先にしか実現しないだろう。

読まないで書いてばかりいると、自分の文章がまるで小学生の作文のようになっているのに気づくことがある。別に小学生の文章が悪いというわけではないが、要するに文章に切れと締りがなくなり、もたもたべたべたした幼稚な文章になるということである。

そういう時、私は、好きな文章を読むことにしている。これは自分の文章を正すためであって、知識を得るのが目的ではないから、本のどのページから読み始めてもよいし、同じ個所を何回読んでもかまわない。できれば音読するのが効果的だ。

これをしばらく続けると、頭がリフレッシュされて、文章にリズムを取り戻すことができる気がする。













ある大学教員の日常茶飯
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