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7月の能海寛研究会年次大会

2009年05月05日
 ついでながら能海寛研究会年次大会の告知をさせてもらう。

日時:7月12日(日) 午前10時から午後4時まで
場所:島根県浜田市金城町波佐(はざ) ときわ会館(0855-44-0146)
日程:年次大会総会
    会員研究発表
    記念講演

記念講演は3つも用意されている。

 ? 「梵語・チベット語学生としての能海寛」  奥山直司
 ? 「カトリック宣教師の道―雲南からチベットへ―」 中村保
 ? 「『能海寛著作集』に見える坪井正五郎の人類学講義録」 横田禎昭

横田さんは能海寛研究会長。今回の年次大会はいろいろな意味で記念の大会になるので、会長自ら講演される。坪井正五郎は日本の人類学の草分け。興味深い内容になりそうだ。

中村保さんは著名な登山家で、横断山脈研究会の会長をされている。ヒマラヤの東に位置する横断山脈の探検と調査が評価されて、去年、英国の王立地理学協会から「Busk Medal 2008」を授与された。この地域に関しては、掛け値なしに世界一の権威だ。中村さんには『チベットのアルプス』などの美しい本がある。

私は、日本山岳会の藤本慶光さんに連れられて、一度、東京の中村さんのお宅にお邪魔したことがある。その時も、中村さんはカトリック宣教師の話をしておられたから、これまたおもしろい話になるだろう。

ついでのようで申し訳ないが、藤本さんは、高野山の出身で、お父様の藤本真光先生は、高野山大学教授、高野町長などを歴任された。真光師は東京帝大で法律を学んだが、宗派の意向もあって、河口慧海の弟子となってチベット語を学ばれた。むちゃくちゃ厳しい指導だったらしいが、私からすれば、実に幸福な経験をされたわけである。

慧海との関係は、真光師が高野山に戻ってからも続いた。高野山大学図書館のお宝の一つ、デルゲ版チベット大蔵経カンギュル部は、慧海の斡旋、真光師の仲立ちで購入できたものである。

というわけで、私はお二人の講師の露払いなので、気は楽である。ただ波佐は能海の故郷で、いいところなのだが、遠い。前に一度車で行ったことがあるのだが、今回は電車とバスで行こうと思っている。ところが、広島からのバスが一日一本しかないという情報があるので、現在確認中である。
研究ノート
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