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ラムちゃん登場 アルナーチャルの旅(6)

2009年04月04日
アルナーチャル地図
ここで地図を見てもらおう。アルナーチャルはインドの東北辺境部に東西に長く横たわっている(上の写真の左上のインドの地図の赤く塗られた部分)。私たちが目指すのは、その一番西のタワン県(Tawang District、下の拡大図の一番左の水色の部分)とその東隣の西カメン県(West Kamenng District)である。

この地域は、北は中国領チベット、西、あるいは南はブータン。主な住民は、チベット文化の影響を受けたモンパと呼ばれる人々だ。

3月16日の晩、私たちは西カメン県の中心都市ボンディラに着いた。ホテルはこれまでになくしっかりしたものだが、部屋が寒い。ボーイがヒーターを持ってきてくれたが、変な音がするので、これは止めて、早めに就寝した。

ボンディラの表情
翌朝のボンディラの表情。標高2300mの坂の街だ。

サンゲラムちゃん
3月17日(火)
 この日からガイドがサンゲラムというお嬢さんに交替した。彼女はディランのモンパで、ボンディラのカレッジの学生だ。私はサンゲラムという名前に感じ入った。サンゲは仏(ブッダ)、ラムはチベット語のラモで女神の意味。あわせて「ブッダの女神」だ。
彼女は家族や知人たちからはサンゲと呼ばれていた。つまりブッダちゃんというわけだ。どうせならラム(日本でいうとデビ夫人のデビと同じになる)の方がいいと思うのだが・・・

 ちなみにモンパは独自の文字を持たない。彼らが使うBodicと呼ばれる文字は実はチベット文字である。

 博物館を見学してから、ディランに向かう。昨日、ボンディラ―ディラン間の道が崩れて不通になっているとの情報を得たが、今朝、何とか開通したと聞いた。

 その現場を通る。何ともすさまじい光景であるが、そういう現場で大勢の男女が働いている。
 こういう人々の多くは、ネパールやインド最貧州といわれるビハール州からの出稼ぎ労働者だという。彼らは道端に小屋がけして家族で生活している。

 自動車道路を作るから山が崩れる。崩れるから補修が必要になる。直してもいずれまた崩れる。だからこそ、そこに仕事が生まれ、職を求める人々が集まってくる。それにしても危険な仕事である。そういう現場のすぐ近くで、子供たちが遊んでいる。彼らもいずれ同じ仕事につくのだろう。それもまた人生には違いないが、何だか泣きたいような気分にさせられる。
大土砂崩れの現場





 


フィールドワークの記録
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