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初仕事

2009年01月03日
 子供の頃、日曜夜8時は家族で大河ドラマを見ることが決まりだったため、ほとんど見なくなった今も「次の大河」は何となく気にかかる。
 明日からが「天地人」、そしてこの秋から3年かけて「坂の上の雲」スペシャルだそうな。
 
 直江兼続が主人公というのは、あまりのマイナーさにちょっと驚いたが、ドラマは料理のやり方次第だから別に構わないのだろう。それに今回は、私にとってはある意味「ご当地」である。覗いてみる回数は多少増えそうだ。
 ところで、直江が兜の前立に「愛」の一字をかかげていたことについて、てっきり、これは愛染明王の愛に違いない、と思っていたら、そうじゃなくて仁愛、慈愛の愛だそうな。これって本当なんだろうか。

 「坂の上の雲」の秋山真之=本木雅弘には文句がない。というより他の顔はなかなか思い浮かばない。注文をつけるとすれば、このドラマを「明治の青春群像」とか何とかでごまかさずに、日露戦争をきっちり描いて欲しいということだが、これはどうなるかそれこそ見ものである。
 
 1890年、潮岬に近い大島の岩礁でオスマン帝国の軍艦エルトゥールル号が遭難し、その生存者をイスタンブルに送致するために、日本海軍の練習艦「比叡」と「金剛」が出動した。この両艦にセイロンのコロンボから二人の僧侶が乗り込んだことは、海軍の公式報告書には一言も記されていない、知る人ぞ知る事実である。
 「比叡」には当時まだ少尉候補生だった秋山真之が乗っていた。秋山将軍にはとても親切にしてもらった、とは二人のうちの一人、鯖江出身の真宗僧侶小泉了諦の述懐である。
 去年の11月に二人の残した記録を基に「明治インド留学生の見た「比叡」と「金剛」の航海」という論文を書いた。御山に戻って真っ先にしなければならないのは、そのゲラに直しを入れて「版元」に送り返すことで、これが今年の初仕事らしい初仕事になる。
 
ある大学教員の日常茶飯
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