FC2ブログ
10月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫12月

スペクタクル映画

2008年11月26日
 「モンゴル」と「300」の次が「レッドクリフ」である。いい時代になったと言わなければならないのかもしれない。
 ちょっと前までは想像するしかなかった大スペクタクルシーンが次々に映像化されているのは、むろんCG技術の進歩のたまものである。


 子供の頃の私はこの手の歴史絵巻が大好きだった。というよりも強い憧れをもっていた。しかし田舎の小学生は、おいそれと映画館に出入りすることなどできない。しかも、そういう映画が来るのは、一年か二年に一本程度であった。

 そのため、もともと空想癖の強かった私は、テレビの洋画劇場や読書から得たイメージや知識を材料にして、頭の中に大パノラマシーンを組み立てることに文字通り夢中になった。

 
 ところがここに来て私は、自分がもはやそういうものではあまり楽しめなくなっていることに気づくのである。もちろん、ずいぶん時間が経っているのだから、嗜好も興味の対象も変わっていて当然である。
 大味な大作よりも、もっと微妙なもの、あるいはもっと深みのあるものを求めるようになっているのだ、とこれがこの場合の自己分析であるが、実はこれはただの老化現象なのかもしれないと密かに恐れてもいる。
ある大学教員の日常茶飯
 | HOME |