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B君への手紙

2008年09月13日
B君、お便りありがとうございました。同封の泰国日本人会発行の『クルンテープ』も興味深く読ませてもらいました。

君が、バンコクの日本人納骨堂に赴任することを告げにきたのは2月の下旬だったですね。あれから半年経ったわけですが、その間に剃髪式、得度式をすませ、上座部の沙弥として修行しながら、日本人納骨堂の新任堂守の仕事を元気にこなしている様子が分かり、とても嬉しく思っています。

タイの僧院で上座部の僧侶として生活しながら、一方では日本の真言僧として納骨堂の管理や法要を行なうというのは、考えてみれば、とても興味深いことです。

君も知ってのとおり、2500年前、インドに発祥した仏教は、長い年月の間にアジア各地に無数に枝分かれしながら広まってゆきました。その中の大きな流れである大乗仏教と上座部仏教とが、君の中で日々出会っているのです。そこに文化史的な意義を感じます。

夏安居が終わったら、北部タイに足を向けたいとか。タイという国のさまざまな姿を自分の目で見ることは、かけがえのない経験になるでしょう。それから3年の任期のうちにはタイ語をきっとマスターしてください。できればパーリ語もやってみるようにお勧めします。

最近タイでは政情不安が伝えられていますが、君のところは大丈夫ですか。タイでは僧侶は大事にされると思いますが、くれぐれも用心してください。また慣れない暑い国のことですから、決して無理をせず、健康に十二分に注意してください。

それではお元気で。気が向いたら、また連絡してください。   吉祥あれ。 



 


高野山大学の力
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