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河口慧海日記

2008年05月25日
河口慧海著、奥山直司編『河口慧海日記 ヒマラヤ・チベットの旅』講談社学術文庫、2007年

図0012


 この本は、河口慧海(かわぐち・えかい)の有名な『チベット旅行記』(全5巻、講談社学術文庫、高山龍三校訂)の元になった彼の旅行日記を校訂し、注と解説を付したものです。
 不肖わたくしが編者ということになっていますが、これは河口慧海研究プロジェクト(代表・川喜田二郎先生)の総力を結集した研究の成果であることを明記しておきたいと思います。
 先日、ある出版社で、「これって、最初から文庫なんですか」と聞かれたので、胸を張って、「そうです。同じ棚に並んでいる『チベット旅行記』の続きだと錯覚して買ってしまう人が出てくるのを狙いまして」。
 もちろんこれは冗談で、ほんとうは、ヒマラヤまで携帯して、現地で読めるように、このサイズを選んだのです。そういう読み方がふさわしい本に仕上がったと自負しています。
原稿を集中的に書いたのは、2006年の秋ですが、書いているうちに、自分はこれを書くために今まで勉強してきたのではないか、という錯覚に陥りました。
 こういうノリが大きな仕事には必要なのでしょう。今は、ある往復書簡集に注を書くために生まれてきたような気が・・・・。いや、この思い込みは、今度こそちょっと危険だぞ。
 
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