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ランボー者

2008年05月20日
 昨日は京大人文研の研究会に出て、最終電車で帰山した。先週から出歩きすぎていて、精神的にちょっと疲れている。
 ところで、ランボーの最後の戦場はミャンマーだそうな。大阪の地下鉄で大きなポスターを見た。ご都合主義のストーリーとは分っていても、ついつい見てしまうのがこの手の作品だ。
 思い出すのは、2001年の9月、アメリカ同時多発テロの直後にインドを訪れた時のことである。シッキム州のガントクに着き、ホテルにチェックインして、部屋のテレビを点けると、何と「ランボー 怒りのアフガン」をやっているではないか。
 テロの復讐に燃えるアメリカが機動部隊をアフガニスタン向けて動かし、戦争の足音が近付いている最中のことである。これが戦争に便乗した特番だったら凄いな、と思いながら、つい見入ってしまったが、トンバという地酒でほろ酔いになっていたせいもあって、途中から頭が少し混乱し、誰がどっちの味方だったかを何度か確認し直さなければならなかった。
 何しろシルベスター・スタローンの当り役であるこの映画シリーズ。元特殊部隊員のランボーが、毎回、止むに止まれず、はちゃめちゃにあばれまくるというストーリーで、この巻は、舞台はソ連軍侵攻下のアフガン、悪いやつは冷酷非情なソ連軍の将校、味方はムジャヒディンとこれを支えるアフガンの民衆ときている。ところがこの時、実際にアメリカがしようとしていたのは、かつては支援していたはずのアフガンの戦士たちの頭上にミサイルの雨を降らせることだったのだから。
 事情が変わったとはいえ、超大国に、アクション映画顔負けのご都合主義を感じざるを得なかった。むろん、テロの犠牲者への哀悼を惜しむ気はなかったが。
 
ある大学教員の日常茶飯
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