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世界仏教の新潮流(2)台湾1

2008年04月17日
 まず近年活況を呈している台湾仏教を取り上げます。
1FH020016仏光山の全景kore

 これは仏光山です。
 仏光山は、台湾南部の中心都市、高雄から南に35キロメートルほど離れた高雄県大樹郷にあります。竹林に覆われた山の斜面を切り開いた、広さ約30万坪の敷地に、大雄宝殿を始めとする仏殿群、高さ約32メートルの接引大仏に加えて、道場、学校、図書館、美術館、博物館、宿泊施設、食堂、売店などが立ち並ぶその景観は、さながら一大仏教ランドの趣を呈しています。実際、ここは台湾南部を代表する宗教観光の名所になっているようです。
 この大伽藍を半日かけて案内してくれたJ法師は、仏光山内の叢林学院を卒業してから、京都の大学に留学した経歴を持つ尼僧でした。台湾では僧侶全体に占める女性の割合が非常に高く、四人に三人とも、男性僧侶の五倍ともいわれています。しかも近年は大学・大学院を出た高学歴女性の出家が目立つようになってきました。
 この点をJ法師にたずねてみると、一昔前までは台湾における僧侶の社会的な地位は低く、出家するといえば親族は大反対したものであるが、改革的な仏教団体の社会活動が評価されるに連れて、出家しやすい状況が生れている。しかし男性は、家を継がなければならない立場にあるためか、簡単には出家できないようだ、という答が返ってきました。
 実際、仏光山でも、また後に訪れる法鼓山でも、教団が行なうさまざまな活動の先頭に尼僧が立っている姿が見られました。台湾では、尼僧は一つの職種として、女性に社会進出の足場を提供しているように見えます。
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