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機内で映画を

2017年02月24日

エコノミークラスに10時間20分は少々きつい。映画でも見ようと思うが、私は、この機器が上手く使えたためしがない。画面にタッチしても、こちらの思う通りにはなかなか動いてくれないし、今回はイヤホンも調子が悪い。

それでも何とか操作して、新作の「魔法もの」を見始めた。途中で舞台がカトマンズに移ったのには、おっと思ったが、一向におもしろくならないので、途中で見るのをやめた。こういうの喜ぶ人がまだいるのかと思う。

そこで次にこれも新作の部類で、黒澤明の有名な作品の有名なリメイク版のそのまたリメイク版というややこしいものを見たが、残酷さが先だって私には合わず、これまた打ち切った。

結局見たのは「ボディーガード」と「シン・ゴジラ」の2本。「ボディーガード」はケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンの共演作で、テレビの映画劇場で見たことがあったが、「おもしろい」という一定の保証は付いている。「シン・ゴジラ」は、これぞ劇場で見たいと思っていて見られなかったものだ。最初のゴジラが金目鯛のような目をしているのには驚いたが、途中から隣が話しかけてくるので、イヤホンを取って聞き役に回っているうちに終わってしまった。だいたいは把握したつもりだが、なぜゴジラが東京を壊しにきたのかは理解できなかった。一種の災害だから起きるのに意味などないとも言えるが、ゴジラ自身が何かに苦しんでいるように見えたのが今も気になっている。

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*3年半ほど前にサンタモニカでみた「ババ・ガンプ・シュリンプ」の店がコナにもあった。しかも、例のベンチやアタッシュケース、スニーカー、スニーカーの上にひらりと降りた羽まで再現してある。あのサウンドトラックが聞こえてきそうだ。機内で「フォレストガンプ」をやってくれていたら、ありがたかったのだが。


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しゃべらない旅

2017年02月23日

今朝は高野山も春の嵐だった。


ハワイは日本語でOKである、というのは本当のようである。というのも、日本人観光客が大勢行く所には必ず日系人や日本人がいて仕事をしている。それが大手旅行会社の嘱託社員であれ、個人営業主であれ、いろいろに繋がり、仕事を回し合い、支え合っているように見える。考えてみれば、これは当然のことで、どこの国の人々も、移民した先では同じ様なことをやっているだろう。と思えばこそ、こちらもついつい、お土産を多めに買ったり、チップを多めに出したりした。


ただ私個人としては、今回はほとんどしゃべらない旅行であった。

先月太宰府に行った頃から、咳が出るようになった。これがインフルエンザだったら海外に出られなくなる恐れもあるので、養生に努めた。幸い熱は出ない。しかし、咳はしつこく続いた。大分治まった後も、しゃべろうとすると咳が出そうになる。そこで、旅行中も(私にしては)話をしなかった。「うん」とか、「はい」とか、「どうも」とか、しゃべるのは最小限にして、できるだけにこにこするように心掛けた。


口数が少なくて、愛想がいい。同行者として理想的ではないか。今後は日常生活でもこうあろうと思っている。



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島巡り

2017年02月18日

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ヒロのビッグアイランド・キャンディーズ本社で名物のお菓子をお土産に買う。キャンディ―よりはクッキーと言った方がいいもの。


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火山国立公園内にあるナフクと呼ばれる溶岩チューブ(lava tube)。床など多少人間の手が入っていることを除けば、溶岩の流出が作った天然のトンネルであるという。


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周辺は深い森の中に巨大なシダ類が生い茂り、恐竜の棲む太古の森を思わせる。だが実はこの島には人間にとって危険な生物はまずいない。それが映画のロケ地として好まれる理由であるらしい。

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冷えて固まった溶岩流が彼方の海まで続いている。穏やかに晴れた一日、この場所でお弁当を食べた。長くは耐えられないほどの寒さと強風の日も珍しくないというから、われわれはラッキーだった。


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振り返ると、こんな溶岩の大河が。黒っぽいごつごつしたのが日本でも見られるアーアー溶岩。グレーのどろどろした流れがパホエホエ溶岩。成分に変わりはなく、二種類を分けたのは温度の違いらしい。


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今も活発に活動しているキラウエア火山のハレマウマウ・クレーター。ハワイ神話の女神ペレの家であるという。この後、満天の星を観察してから、サドルロードを通ってホテルに戻った。



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ハワイ島

2017年02月17日

10日から15日(一昨日)まで、アメリカ合衆国ハワイ州ハワイ島に行ってきた。プライベートな旅行なので詳述はしないが、いい体験をさせてもらった。

 

日本人にとってハワイといえば、ホノルルのあるオアフ島であり、ハワイ島に行く日本人はまだあまり多くないらしい。ハワイ島は四国の半分ほどの大きさで、ハワイ諸島の中では圧倒的に大きく、ビッグアイランドと呼ばれている。島内には標高4000メートルを超えるマウナ・ケアとマウナ・ロアの大山塊やキラウエア火山などがあり、自然が実に雄大だ。コナ空港に降りると、まず目に飛び込んでくるのはどこまでも続く溶岩台地で、こんな所になぜ人が住みついたのか、と不思議なほどだったが、3日目に島内半周ツアーに参加して、気候区が11もあるというこの島の自然の多様性を知った。


滞在したのは、コハラコーストにあるヒルトン・ワイコロア・ヴィレッジという大きなリゾートホテルである。敷地内をトラムが走り、ボートが水路を動いて各施設を結んでいる。2日目はコナにあるロイヤル・コナ・リゾートというホテルで大事な儀式(このために出かけたようなもの)に参列し、3日目は火山公園へのツアー、4日目はホテルでゆっくり過ごし、ビーチのレストランで日没を見ながら締め括りのディナーを取り、5日目の9時にホテルを出て帰途についた。来た時とは逆にホノルル空港で国際線に乗り替え、約10時間半の空の旅で、関空に降り立ったのは15日の午後8時20分だった。


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*部屋からの眺め。


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我慢強い年寄り

2017年02月01日

この前の日曜日、駅前のスタバの大テーブルで本を読んでいた時のこと。ななめ向かいに座って、最前からパソコンを開いて何やら熱心に勉強していた若者が、フランス語をつぶやき始めた。スカイプのようなものを使って学習しているのだろう。最初はつぶやき程度だったので、あまり気にしないようにしていたが、彼の声は止むことなく、むしろ段々大きくなってくるではないか。ここは個人の勉強部屋ではない。たまりかねて私は彼に向かって話しかけた。

「もう少し静かにやってくれませんか」

2秒ほど、私は彼の顔を見つめた。

しかし、その目は相変わらずパソコンの画面に注がれたままで、表情には何の変化も現れない。

イヤホンをしていて聞こえなかったのか、それとも故意に無視しているのか。

反応したのは、むしろ回りの人たちだった。何かが始まると思ったのかもしれない。

私はカップの底に残っていたコーヒーを飲み干して、ゆっくり立ち上がった。相手がそういうことなら、こちらが引くしかない。深追いしていいことなど何ひとつないからである。


「シニア世代は傲慢か?」というテーマで若者たちに話を聞く番組を見た。コンビニでバイトをしていて怒られて恐かった、などという証言が出ていた。老人の物言いが、若者たちには時に威圧的に聞こえるらしい。しかしそれを傲慢と表現するのは的外れだ。

私は、「シニア世代は、体力の衰えと共に心の余裕も失われ、我慢が効きにくくなっているのだ」と考えている。


「お年寄りは切れやすいですよ」私より遙かに社会経験豊富なS師はこともなげにこう言った。去年の夏前のことである。実は春のあるイベントで、私はもう少しで当事者になりかけた。詳述は控えるが、たいそう後味の悪い思いをした。

他人事ではない。私も我慢強い年寄りにならなければならないと思う。




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